トランプ大統領就任から読み解くアパレルビジネスの未来予想図

 

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コンサルやコーチング、または心理カウンセリングを中心に活動する26歳。
得意なことは人の話を誠心誠意聞くこと。
特徴:とにかく顔が濃く、10人中9人からは平井堅に似ていると言われる。中学時代に先輩につけられたあだ名は「イラク戦争」
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ハヤト

こんにちは、ハヤトです!
今日はちょっと「国際情勢」というテーマでお話ししていきたいと思います。

とは言っても、別に小難しいことを話す気はなくて、今の世の中で何が起こっているか?を見ていき、
そこから何が見えるのか?
時代がどんな方向に向かうのか? を一緒に考えていこうという感じです。

なので、あまり構えずにさらっと読んで見てくださいね!
では早速いきましょう。

トランプ大統領就任

2017年1月20日  トランプ大統領が就任しました。
今回は、トランプ大統領就任とこれからのビジネス業界がどうなっていくか? どんな繋がりがあるのか?
どんな働き方をしていくといいのか、どうやってビジネスを行なっていけばいいか?という話です。

なぜトランプ大統領は批判がすごいのか?

トランプ大統領は大統領選挙の際、散々ニュースや新聞で叩かれていました。
人格障害者だとか、変な性癖があるとか主張やマニフェスト以前の人格否定のような報道をされていました。

確かに、トランプ大統領の過激な言動は危うい部分もあります。
でもそれらが良いか悪いかという議論は、どの視点どの立場から見るかによって変わるので今日は割愛します。

それとは別に、今日はトランプ大統領の是非ではなく、そこから見える時代の流れを感じてほしいのです。
ちょっと考えて見てください。

なぜトランプ大統領はあんなにもメディアから否定的な報道が絶えなかったのでしょうか?

ひどい人だから? 危険思想者だから? ビジネスマンであり、政治家じゃないから? もちろんそういう側面もあるでしょう。

でも、実はそれだけじゃないんです。 というよりも、本質的な理由はそこじゃありません。
もっと核心である理由があります。

それは、、、、

トランプはマスコミにとって、好ましくない存在だから です。

トランプ大統領の演説抜粋

以下はトランプ大統領の就任演説の和訳の一部、冒頭部分です。

今日の式典には特別な意味がある。
今日われわれは単に権力を新旧政府の間で、あるいは政党の間で移行するだけではないからだ。
権力を首都ワシントンからあなた方国民に返還するからだ。
あまりに長きにわたり、政府から恩恵を享受するのは首都にいる一握りの人々にとどまり、国民にはしわ寄せが及んできた。
ワシントンは繁栄しても、国民が富を共有することはなかった。

政治家が潤う一方で、職は失われ、工場は閉鎖された。
支配層は保身に走り、市民を擁護しようとはしなかった。
支配層の勝利や成功は、皆さんの勝利や成功とはならなかった。
支配層が首都で祝杯を挙げていても、懸命に生きる全米の人々に浮かれる理由はなかった。
 ここから、たった今から、全てが変わる。
この瞬間は皆さんのためにある。
今日ここに集まった皆さんと、式典を見守る全米の皆さんのためにある。
(引用:トランプ大統領就任演説より。都合により、一部改変)

要はトランプ大統領は、経済の上流にいる人、ルールを作る側の人(=政治とメディア)と、
それらルールの中に組み込まれる人(=一般市民)という既存秩序を壊そうという人です。

そうなると、今の構造で上にいる人たちは自分たちの立場が脅かされるので抵抗してきます。
その結果が、メディアによるトランプの人格否定の報道です。

戦後レジーム

戦後レジームという言葉を聞いたことがありますか?
ざっくり言うと、第二次大戦後に作られた世の中の構造のことです。
この図のような三角形の構造ですね。
僕は親しみを込めて「ポリンキー理論」と読んだりしています。笑

簡単にいうと、世の中には大きく分けて上流の人と下流の人がいます。
上流の人は政府や特定の業界のルールを定める人、そしてメディアの人たちです。

まずルールを作る人は自分たちにとって都合の良いルールを作ります。
そしてメディアはその人たちからもらった情報を一般市民に拡散します。
そうやって下流にいる一般市民の行動を操作するわけです。

これによって、ルールを作った人たちは利益を得ます。
そして得た利益の一部をメディアに還元したり、
スポンサーという形でメディアにお金を提供したりするわけです。

メディアはスポンサーが欲しいので、
一般市民のために正しい情報を流すのではなく、
スポンサーにとって都合の良い情報を流すようになります。

下流の人々、一般市民である僕らはメディアが流す情報をホンモノの情報だと信じ込んで、行動します。

だから僕らはテレビCMで流れている商品がすごく良いものだと信じ込んで、購入したりするわけです。
本当に正しいものなのか、自分にとっていいものなのかは確かめないとわかりません。
でもテレビでやってるから、なんとなく立派な企業の商品なんだろうと安心してしまうんです。

これまで、アメリカや日本を含めた世界の多くの国々は戦後70年間、ずっとこの構造でやってきました。
上流の人たちが下流の人たちから一方的にお金を吸い上げて搾取する時代だったということです。

でも、トランプはこの構造をもうやめよう! と言い出したわけです。
一部の人だけが儲けて格差社会はどんどん広がるばかりじゃないか!
もうこんなパラダイム抜けようぜ!って言ってるわけです。

そうなると、今まで利益を得ていた上流の人々は今までの立場が脅かされるので、抵抗するわけです。
それがメディアによる多大なるトランプバッシング、ネガティブキャンペーンな訳です。

(念のために言っておきますけど、僕は別に熱心なトランプ支持者というわけではないです。笑
言ってることはわかるけど、やり方とか言い方とかを見るとちょっとそれはどうなの、って部分もあります。
でも大筋では彼の言ってることももっともだよな〜ってくらいです。)

戦後レジームの崩壊

今回のトランプ大統領就任は戦後レジーム崩壊の象徴だと言えます。
あれだけ必死になってメディアが否定的な報道を続けたにもかかわらず、トランプが当選してしまったのです。
もうあのポリンキーのような三角形の構造は維持できなくなってきた。
まさにその象徴的な出来事だということです。

でも、一体なぜでしょうか??
それは世の中全体で逆流現象、構造の変化が起きているからです。

これまではメディア一強で情報を操作できました。
上流から下流へ、という「縦の構造」で上の思うように情報を流してきました。
下流の人は上から流れてくる情報を受け取るしかありませんでした。

しかし、ネットが普及して、一般消費者は上流から情報を受け取るだけでなく、
自分で必要な情報を自ら取りに行けるようになりました。

さらにSNSの登場で、人々のつながりは大きく広がりました。
世界中の人と横で繋がれるようになったんです。
遠く離れた友人がこんなことを言っている、面白いからシェアしよう!
そうやって横に膨大な情報が流れるようになりました。

これはつまり、「縦の構造」から「横の構造」への大きな転換です。

この時代の転換に対応していかないと
これからのビジネスはうまくいかなくなります。

これはどんなビジネスでも言えることなんですが、
一応僕は繊維業界の人間なので、アパレルビジネスを例にして説明してみます。

縦の時代のアパレルビジネスの儲け方というのを端的に言ったら、
トレンドメーカーやカリスマデザイナーという業界で圧倒的な権力を持った人が
「今年のトレンドアイテム、カラーはこれに決めた!」ということを勝手に決めます。

そして決めたことを雑誌を中心に、メディアを通じて拡散して、
消費者にトレンドのものを買わせるっていう仕組みです。

例えば去年はガウチョパンツやスカウチョなんていう
これまでにないワイドなシルエットのものが流行りました。

でもほんの数年前までは逆にタイトなパンツが流行って、
タイトなシルエットがトレンドでした。
その時代においてはワイドなパンツなんてものはダサくて価値のないものだったんです。

それまで価値のなかったものが、
業界の人が「今年はこれトレンド!」と言い始めたら突如としてものすごい価値のあるものになっちゃう世界です。

冷静に考えるとわかると思いますが、そもそもファッションに唯一の正解、真理なんてありませんよね。
その人に似合っていれば、もしくは着ている本人が気持ちよくなれたら、それはそれでその人にとっては正解でしょう。
十人十色です。

でもアパレルビジネスを展開する会社からしたら、
十人十色なんて言ってたら作るものが絞れないし、
色々作ってもその中から何が売れるかもわからないので、効率がめっちゃ悪くなります。
だから、自分たちで「トレンド」というルールを作って、
その方向に消費者を扇動しちゃえ!ということをやっているわけです。

だから縦の時代では、「カリスマ」や「ブランド」ということが重要視されました。
ネームバリューのある高級ブランドやカリスマデザイナーがいるブランドの
1着何万円もするような服が飛ぶように売れました。

極端な言い方をしたら、服ってただの布きれのつなぎ合わせです。
モノとしての価値は1着何万円も支払わなくたって手に入るものです。

でも、アパレル会社は高く売ってたくさん儲けを出したいので
「高いものは高品質の証」
「良いものを着ていないと人としての品格が下がる」
みたいな情報を流布して、消費者を洗脳して商品を買わせていました。

ここまでが、縦の構造=旧時代 の話です。

ではこれが 横の構造になるとどうなるか? 
ここからが大事なポイントです!

消費者はメディアからの情報を鵜呑みにしなくなりました。
メディアに騙されていたことに気が付き始めました。
雑誌を読むより、ネットを通じて情報を集めます。

それまでは高いものを着ることが美だとされていましたが
ZARAやH&M、ユニクロなんかが登場して、
別に何万円もかけなくてもファッションは楽しめるんだ!ということが露呈してしまいました。

他にも、好きなモデルのSNSアカウントをフォローすれば
直接好きな人の情報が得られるようになりました。

仮にそのモデルがプチプラを推奨していたら、高いものなんか買わなくていいんだ!
とモデルに共感して買うものを決めたりもします。

(※プチプラとはプチプライスの略で、要は高いものではなく、
 リーズナブルな洋服を推奨する考え方のことです。)

安く買えることは消費者にとってはいいことですが、
それまで服を高く売って儲けていたアパレル会社からしたら、
価格破壊的な行為で、壊滅的なダメージを受けることになり、
実際に日本の大手アパレル会社は今散々な状況です。
もはや手がつけられないほどに、、、、という状況の会社も少なくありません。

にもかかわらず、多くのアパレル企業はこの状況からの脱し方がわからず迷走しています。
「不況だから消費者が服を買ってくれない」
「ファストファッションの登場で本物のファッション好きがいなくなってしまった」
「若者のファッション離れが進んでいる」
とか言って、外部環境のせいにして自分たちのビジネスのスタンスを変えようとしません。

僕からしたら、単純に時代の変化に対応できていない、というただそれだけのことです。
縦の時代のように自分たちの都合の良いように操作できる時代ではもうないのです。
横の時代はどれだけ信用、信頼されているかです。
商品が売れない理由は、消費者からの信用を失っているから。

にもかかわらず、「若者のファッション離れが、、、」とか言ってるのはもう、
正直何もわかっていないとしか言いようがありません。

アパレルビジネスの未来像

トランプ大統領は、
縦の関係から脱却して、自由を取り戻そうという理念を打ち立てました。
その結果、縦の時代の住人からの多くのバッシングに合いながらも
それにも負けず、当選しました。

それはトランプ大統領の理念、横の時代の考え方に共感した人々が多くいたからに他なりません。
正直、細かい政策やロジックの部分は微妙な部分もあります。
それでも理念に共感して、トランプさんを信頼し、期待した人が大勢いたということです。

これがビジネスの世界でもそのまま同じことが言えます。
横の時代のビジネスのやり方としては、
自分たちが儲けることを考えて、
カリスマぶってブランディングして、ってのは真逆の方向にいってます。

そうではなくて、いかにお客さんに寄り添って、
みんなの意見を聞いて、一緒に考えて、信用と信頼を積み重ねていくかです。

こうしていきたいんだ!という理想を掲げて、決して偉ぶることはなく、
お客さんと一緒に伴走するようなスタイルです。

トランプ大統領の就任のように、
縦から横の時代への転換はこれからますます
あらゆる業界に押し寄せてきます。

縦のビジネスモデルを崩さずにやっていたら、
今後はますますビジネスは苦しくなっていきますよ。

最後に、、、伝えたいこと

トランプ大統領就任という出来事は、時代の転換という意味ではとても大きな出来事です。

そして、いつの時代も絶対にうまくいくビジネスというものはありません。
常に変化する時代の流れに合わせて一緒に変化していかないと、
ビジネスはすぐに立ち行かなくなってしまいます。

これから僕があなたにオススメしたい戦略は「いい人戦略」です。
横の関係なので、いい人、信頼できる人のところに人は集まってきます。
だから、僕は自分の知っていること、知識やノウハウは惜しみなく全部出します。
だってそれが信頼を勝ち取る最善の方法だからです。

綺麗事でもなんでもなく、それが最善の方法だと真正面から言えるからそうするんです。

そして、このブログを読んでいるあなたにも、是非そうしてもらいたいと願っています。

いい人になろうなんて、甘っちょろいことを言っていたら、縦の時代の住人から批判されることもあるでしょう。
だけどそんなの放っておけばいいんですよ。
時代の流れはもう止められません。むしろもっともっとこの流れは加速していきます。
バンドワゴン効果も起こってきます。
むしろ、縦の構造から脱却できない人や会社は淘汰されていきます。

だから、批判されることは当然だと思って、勇気を持って、一緒に進んでいきましょう!

ではでは、今日はこの辺で。

 

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