「自分なりにやってみます。」←この言葉で僕は3年という時間を棒に振った
どうも、イチハヤです
僕はコンサルという仕事柄、たくさんの人から質問を受けます
その中で質問にお答えしたあとに言われて一番多いのがこの言葉
「ありがとうございます。自分なりにやってみます!」
僕はこの言葉を聞くたびに昔の自分を思い出すようで、何とも言えない切ない気持ちになります
今日は僕の過去の体験を交えながら、 「自分なり」の怖さについてお話しします
近道さがしは、結果的に遠回りだった
僕が5年前にネットビジネスを始めた頃、いろいろなノウハウに手を出してちょっと続けてはやめ、また別のノウハウに手を出してはやめ、というふうに自分の軸がなくてブレブレな状態のまま毎日作業を続けていました
そんなやり方なので当然、ほとんど結果も出せず、その度に
「もっと楽に稼げる方法はないかな、もっと近道できないかな」
「結果が出ないのは、このノウハウが良くないからからだ。もっといいノウハウがあるはずだ!」
と思って新しいものを探してばかりいました
ネットビジネス界隈のコミュニティに顔を出しては、実際に結果を出している人から話を聞いたり、リアルでビジネスをされている経営者の方にもたくさん会って
「成功の秘訣を教えてください!」などと色々なお話を伺っていました
(今思えば結構失礼なことをしたなあ、、、。反省)
ある経営者に言われた、衝撃的な一言
そんなふうに、ああでもないこうでもないと、ないものねだりばかりをしていた当時の僕ですが、ある経営者さんからお話を伺っていた時に言われた一言ではっとさせられることがありました
(イ=イチハヤ 経=経営者さん)
イ「どうやったら稼げるようになりますか!?」
経「・・・うーん。そうやって人から教えてもらってばかりじゃなくて、君が僕に何ができるかを考えてみなよ。僕を喜ばせてごらん。」
イ「・・・??」
「いやいや、僕なんてまだ実績もないし、〇〇さんにできることなんてなにもありませんよ!」
と答えつつ、内心ではそんなにもったいつけないで早く教えてくれよ!と思っていました
するとその経営者さんはこう言いました
経「イチハヤくんはさ、今何やってるのか知らないけどきっとうまくいってないから僕のところに質問しに来てるんだよね。だったら、今のキミはうまくいかない考え方と行動の仕方をしてしまっているんだよ。それならその考え方と行動を変えてみない限り何も成長しないよね?だから今の自分の考えを改めたり変化させたりしないと結果は何も変わらないよ。」
痛いところを突かれたような気がして、言葉に詰まりました
それでも、当時の僕はすぐには受け入れることができずに「なんだ、説教くさい人だなぁ」 と思って、その場をなんとなくやり過ごしました
忘れられない 電車の中での悔しさ。
それでも、 その日の帰りの電車の中でさっきの言葉を思い出して、 胸が痛くなりました
今の自分をズバリ言い当てられ、情けなくて悔しい気持ちが込み上げてきました
僕はそれまで、色々な人に教えてもらったことを、勝手に今の自分の考え方で解釈をしていました
だから、成功している人のアドバイスを素直に聞いているようで、結局は自分の考え方の延長線上で都合のいいことしかやってこなかった
そのことに気がついて以降、僕はそれまでの自分の考え方を捨てて、アドバイス頂いた内容をとにかくそのまま素直に愚直にやりはじめました
自分の余計な考え方は挟まずに。
型にはまって、やってみる
すると、今までとは違う結果が出るようになり始めました
もちろんすぐに驚くような成果ができたわけではなかったですが、 着実に前に進んでいるような感覚を実感できるようになりました
そうやって教えていただいたことを愚直に実践していた結果、時間はかかりましたが
僕は今こうして独立して仕事をできています
今でも時々思い返すのですがこの経営者の方は、表面的なテクニックなどではなく根本的なところでの僕の間違いに気付かせてくれたのです
・自分が何かしてもらうことばかりを考えていた
・ 常に近道を探してばかりで、 目の前にある現実的な課題から目を背けていた
こんな風な当時の僕を根本から変えてくれた、大事な大事な体験でした
まずは素直にそのままやってみよう
「ありがとうございます。自分なりにやってみます!」
最近、僕はこの言葉を聞くたびに昔の自分を思い出します
その”自分なり”は、本当に必要なのでしょうか。
今の自分なりを捨てて、一皮むけた成長した自分になっていくべきなのではないでしょうか
たしかに、今の自分のダメさを受け入れること、今の自分を捨てることは、とても情けなくてつらいことです
だけどそれを受け入れて、新しい一歩を踏み出す勇気を持てた時にこそ
僕らは今とは違う、成長した自分になれるのだと思います 。